2017 年 3 月 7 日にリリースされた Firefox バージョン 52 以降、Adobe Flash Player を除き Firefox は NPAPI プラグイン をサポートしていません。これらのプラグインがコンピューター上にインストールされていても Java や Microsoft Silverlight、Adobe Acrobat を含め、Firefox に読み込まれなくなります。
Firefox は、過去数年にわたって様々な Web API を実装しており、ウェブサイトがプラグインなしで同じことをできるようにしてきました。そのため、多くの場合はウェブサイトの変更に気づかずにコンテンツを利用することができるでしょう。
なぜ Firefox はこの変更を行ったのか
インターネットは、文書のページだけでなく、動画や音楽、ゲームなどから構成されるウェブサイトで満たされています。NPAPI プラグイン、特に Flash は、これらのインタラクティブなページを作るのに役立っている一方で、これらはブラウジングを遅くし、ユーザーの安全性を脅かし、ブラウザーをクラッシュさせる原因にもなっています。
過去数年にわたり、Firefox はこれらのプラグインの代わりとなる機能を構築してきました。これらの機能は Web API と呼ばれており、インターネットの安全性や安定性、パフォーマンスに影響を与えずに、NPAPI プラグインの代わりとなるように設計されています。
以前は Web API が準備できていませんでしたが、Firefox は、プラグインの読み込みを手動 (クリックして実行機能) にしてプラグインによる問題を回避することにより、Web API への移行を始めていました。
今日では、多くのサイトが Web API に適応し、ユーザーのお気に入りのページが、古く安全でないプラグインを使用することなく楽しめるようになりました。Firefox は、Google Chrome や Microsoft Edge など他のモダンブラウザーと協力して、これら NPAPI プラグインのサポートを終了しています。
古いバージョンの Firefox を使用している場合は?
できる限り、Firefox を更新する ことをおすすめします。
毎回の更新には、Firefox の重要なバグ修正と性能向上、インターネット上のユーザー保護を助けるための改善が含まれています。Firefox を含め、どのブラウザーであっても、古いバージョンを使用することは、あなたの個人情報やコンピューターを危険に晒すことになります。
Firefox は 必要な外部プラグインが使用される機能のサポートを延長しました。さらに、プラグインは自動的に更新され、追加のセキュリティ保護のために ブロックリスト を通じて管理されています。そのため、現行バージョンの Firefox に更新する ことができます。