Firefox が「警告: 応答のないスクリプト」エラーを表示することがあります。メッセージは次のようなものです: 「このページのスクリプトは処理に時間がかかっているか応答しなくなっています。今すぐスクリプトを停止するか、スクリプトをデバッガーで開くか、このまま処理を続行させるか選択してください。」この記事では、この問題が発生する原因と可能な解決策および手順を解説します。
このエラーは、スクリプト が動作したまま制御できない状態になり、何も操作をしなければ Firefox をハングアップさせる可能性があるということを示しています。そのスクリプトは、アクセスしているウェブページ、インストールされている拡張機能、もしくは Firefox 自体のもののいずれかです。
スクリプトをより長い時間実行させる
ボタンをクリックしても同じダイアログボックスが表示される場合、スクリプトをより長い時間続行させても問題は解決しません。それを行っても、Firefox をより長い時間ハングアップさせるだけです。しかしながら、 ボタンをクリックした後に Firefox を通常通り使用できるようなら、そのスクリプトが完了するには、エラーが表示されるまでの時間よりも少し長めの時間を要します。
Firefox にスクリプトをより長い時間続行させるように設定する:
高度な設定に慣れていて、潜在的な影響を理解している場合にのみ続行してください。
- アドレスバー に about:config と入力し、EnterReturn キーを押します。
警告ページが表示されます。 をクリックし、about:config ページを開いてください。 - about:config ページで、dom.max_script_run_time を検索します。
- 編集 ボタンをクリックし、20 と入力します。
- チェックマーク ボタンをクリックして、設定を保存します。
これで、スクリプトがより長い時間動作するようになりました。プロンプトは表示されなくなるはずです。
それでもプロンプトが表示される場合 (もしくはプロンプトを再度表示させたい場合) は、上記の設定を既定デフォルト 値に戻す必要があります。既定デフォルト 値に戻すには次のように操作します:
- アドレスバー に about:config と入力し、EnterReturn キーを押します。
警告ページが表示されます。 をクリックし、about:config ページを開いてください。 - about:config ページで、dom.max_script_run_time という設定項目を探し、それをダブルクリックします。
- リセット ボタンをクリックします。
特定のウェブサイトにアクセスしているときにエラーが起こる。
特定のウェブサイトにアクセスしているときのみにエラーが起こる場合は、そのウェブサイト上でスクリプトが動作しないようにブロックすることができます。多くのウェブサイトは、スクリプトを無効にしても正常に見ることができます。
- JavaScript Toggle On and Off 拡張機能をインストールして、Firefox を再起動してください。
- メニューボタン をクリックし、 をクリックして パネルを選択します。
- JavaScript Toggle On and Off を見つけ、 ボタンをクリックします。
- ブラックリスト テキストボックスまでスクロールして、問題のあるサイトの URL を入力します。
- ボタンをクリックします。追加したサイトのドメイン名がリストに追加されます。
これで問題のあるサイト上でのスクリプトの動作がブロックされ、応答のないスクリプト警告は表示されなくなります。
その他の原因
アドオンがこの問題の原因になることがあります。拡張機能とテーマのトラブルシューティング を参照してください。
Unresponsive Script Warning (mozillaZine KB) からの情報に基づきます